亜熱帯
2回 2004/5/25(Tue)

ロウを高温加熱すると部屋中、煙が充満。
これでは人間燻製、体も壊しそう…で、マスクを。煙センサーも作動しそう…と、慌てて大型空気清浄機をリース。
煙が出ないように加熱温度を下げるとロウは布上で冷め布裏面に浸透しないので、染色時に色漏れの原因にもなる。インドネシア工房は東屋のような半屋外だった。それと違い日本家屋でのバティック作業は無理なの?と、帰国後、半ばあきらめの気持ちにもなる・・・・・。
5月の札幌は暖房不要ですが、肌寒むかったある日暖房をいれました。するとロウは布の裏面にスーッと浸透!!インドネシア製のロウは生き物のように正直者で暖かくなった室温に故郷を思い出したのでしょう、機嫌をなおしたのです。要は室内の温度がポイントだったのです。高温加熱も不要を知り煙問題も一挙に解決です。インドネシアは雨季と乾季で平均気温は違いますが27〜29℃、湿度は88〜98%です。その日以来、ロウ作業時の室内はインドネシア温度をキープ。
額に滲んだ汗を拭うと、バティックは亜熱帯生まれ高温多湿育ちの産物と実感します。今日も室温は亜熱帯!フ〜ッ、暑かった!





心を解放して
1回 2004/6/7(Mon)

インドネシアの静かなバティック工房に「ユウコ!リラッ クス、リラックス!」の言葉が頻繁に響きます。
職人さんたちには作業をする私の顔つきが真剣、あるいは怒っているかのように見えるらしいのです。
でも、チャンティン作業がスムーズな時の私の脳はリラッ クス状態で、空想遊びをしているのです。
「今度インドネシアに来るのはいつかな?」「今晩は何を食べようかな?」「あの人は元気かな?」「手紙の返事を書かなければ」etc.
かえって技法をメモする時の方が真剣です。帰国後、プロセスを思い出すのは不可能なほど重ね染は込入っているからです。
札幌に戻ってもチャンティン作業は心の解放時間、メディテーションをしているかのような心地良さです。
そんな時に思うあれこれを日記に綴ってみました。
画像は技法メモとプロセスの写真を添付した留学中の貴重なノートです。





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