台風一過
12回 2004/9/13(Mon)

今年、北海道の夏は異常気象続き!
猛暑の後は2つの台風。また微動とはいえ地震も。情報の詳細はご存知の通り全道的に被害は広がりました。
18号の強風は最大瞬間風速50メートル。部屋にいながら体が持ち上げられそうで思わずテーブルにしがみ付きました。
目前に見えていたこんもり茂った植物園の樹林は一瞬の内に寝起きの頭のようにボサボサに乱れ、あ〜あ〜あ…見えていなかった植物園の向こう側の景色が突然現れました。
道内の森林30パーセントが倒木や塩害を受けました。日が経つに従い被害の現状が明らかになると北海道がズタズタ。
誰もがそれぞれに好きだった風景を失いました。

台風一過の翌朝。
ピンクに染まった朝日の美しさに目を奪われて思わず撮ったこの写真。今更ながら自然の脅威と驚異を認識した数日間でした。




BGM
11回 2004/9/5(Sun)

バティック作業をする時はなにかしら音を聴いています。
作業はじっと座り続ける時間が長いので外から届く音にも耳を傾けます。今は目の前の植物園からとどく野鳥のさえずりもBGMです。
車、パトカーや救急車の音も生活の音として聴くとそれは騒音ではなくて苦にはなりません。
神山純一の清涼感に溢れたCD「水の音楽」「氷の音楽」はいつもインドネシアに持参して暑さをしのいでいました。札幌でロウ引き作業をする時の定番曲にもなっています。
コロ♪コロッ♪・ポロ♪ポロッ♪と転がるように流れる音色の管楽器、ピアノの曲かオルゴール曲はチャンティン作業がスムーズにはかどります。
10年前に解散したG・CLEFのクラシックをフィチャーしたCD
「ぺル・メル」は弾みがあり染色とか水洗い作業向きです。
面白い事に弦楽器の曲は好きなのにどんなに静かな曲でも仕事には向かないのです。音と心の関係をチョット知りたくなりました。でも……、やはり心がおもむくままに聴いている方がいいのかも知れませんね。




不器用者
10回 2004/8/26(Thu)

唐突ですが、高校野球の話です。
南北海道代表の駒大苫小牧高校が優勝しました。私は高校野球のにわかファンでも流石に今年は応援に熱が入りました。
北海道代表初の決勝戦進出!何とその日はバティック体験の方がいらしたのです。
テレビ観戦は諦められない、と言って体験のかたはないがしろにはできません。こんな気持ちでテレビをつけたままで体験は始まりました。シーソーゲームでしたからテレビから眼も離せません。生徒さんは始めての体験ですからこちらも又目が離せません。
バティックの進み具合を見ながらテレビ観戦で応援をしているまにゲームは終了!
「決勝まで来たのだから申し分がないわ」
そういった私は納得したかのようにテレビを即座に切りました。
大馬鹿でした!駒苫高校の優勝を知ったのはなんと夜のニュースだったのです。
テレビ観戦をしながら気持ちはバティックの体験者のかたの方が気がかりで節穴状態で観戦していたと言う訳です。劇的な優勝の瞬間と選手の喜びの表情も見ないで私は何を観ていたというのでしょう!
心乱れてのバティック講習、本当にお恥ずかしい。
不器用者を露呈した一日でした。




スコールにも負けず
9回 2004/8/11(Wed)

バリに滞在中、運が良ければ「インドネシア産業フェアー」と出会うことがあります。年に一度開催されているそうで、各島の特産品、手工芸物や産業製品等が並んでいます。デンパサール市内のいたる街角にPRの大だん幕が掲げられ新聞やテレビなどのマスコミもかなり派手にPRをしています。お土産店では見る事の出来ない実用品もあるので私は興味深く見物に出かけています。
4年前、そこで買ったのが約330円の軽い大型バッグ。植物の乾燥葉を綾織にしたマチ付きの二重仕立てです。
早速、バティック工房の通学用に使いました。お弁当、辞書、カメラ、習作中のバティック、染料と画材、大型タオル、ウオークマン等などを詰めて、帰りは市場で買い物をしてもまだ詰められる優れものです。工房は滞在先から徒歩で10分程。その間何度もスコールで濡れていたのに大丈夫でした。
帰国後、傷んだ持ち手をバティックでリホームをして、今はスーパーの買い物バッグとして重宝しています。札幌では何度も吹雪に遭っているのに未だに健在なバッグ。
これは驚異です!この植物、なんでしょうね?





夏色に染まって
8回 2004/8/3(Tue)

画像のタンクトップは4年前に染め工房の職人さん達がロウで寄せ描きをして染めて下さった記念品です。普段は着ないブルーを選択したのは私自身ではなくて私の脳が「ブルーがいいよ〜」と指令を出したのです。
色は感性の世界でありながら、実は私は脳からの指令で選択色を左右される場合が多いのです。
特に今年の猛暑は降〜参!好きなビビッド色を避けて染めるのはパープル系ばかりです。指令を出す脳とは一体何でしょう。
人間が無数の色を認識するのは色が放つ波長と波形が脳を刺激しているからです。暖色系の波形は大きく脳は活性する半面疲れも感じます。寒色系の波形は小さく脳は安らぎます。これは個人の趣向を超えた無意識の現象です。色彩は無意識と潜在意識、心理状態と脳の反応、組み合わせ方等など様々な状況も絡み合って人の情感を操作していると言っても過言ではないのです。
今年の夏、好みのビビッド色を拒否しているのは言い換えると暑さで食欲をなくしたのと同じ状態です。私の夏ばては色彩に表れたという訳です。






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